濫囚~黒獅子は愛仇に絆される~

長編2016.10/23完結

4/20に連載スタート、半年で完結。

初の乙女系TLファンタジーに挑戦。
書けるかどうか、プロットは大まかにありましたが、絶対完結できるという根拠のない自信のもと、見切り発車状態で連載スタートしました。
有言実行と言いますか、これを書きます!と年始に宣言しておけば是が非でも書かなくちゃならない、という独り善がりのもと根拠のない自信を伴って書くのはいつものことですが。

このジャンルについては、最初で最後というつもりで書き始めました。
書いてみれば、書けたので要望とか書こうかなという題材があればまたチャレンジしたいと思います。

何が難しかったかといえば、言葉遣いと言葉のチョイス。
西洋風なのに、巷ではわりと日本語が使われてる…
例えば、ベッドを寝台、とか。
中世風という昔の雰囲気を出す努力でしょうか。

また、どの辺まで現代に近づけるかという世界観も難しい。
何千年という歴史がある国なのに、馬車はあっても車はNGとか、2000年を経てここまで進化?した現代を考えると発展してませんね。
服装も苦労します。
お風呂は2階まで水引けるか?とも考えました。
全体的にローマ帝国時代やら中世ヨーロッパ辺りの雰囲気をごっちゃにして書いてます。

また、ファンタジーですが、剣と魔法、そして架空の生物をどのあたりまで入れていいものかとも考えつつ、魔法はいくらなんでもな、と思い、呪術ということで年齢不詳の人物を出し、魔法じみたことを使ったりしました。
黒獅子は、某自動車メーカーのCMよりヒントもらいました。
あっちはブルーの瞳ですが、濫囚はプロメッサ(緑)色で。

だいたい物語は結末ありきで書くんですが、濫囚については結末は最後まで決められないまま、二転三転しながら登場人物たちの動きに任せてきました。

終わってみれば、うまく繋がったなと自分では思っています。
当初は、ステラローザとジェンナとの絡みをもっとドロドロにしたかったんですが、ガラフェットが囲っている以上、書いている以上の絡みができなかったという‥
そこはちょっと反省。

何より、黒獅子のレオンが奏井的にはツボでした。

電子書籍化にするときは、記憶が戻った辺りを書きたいかなと思います。
あとヴァンデル(ヴェントレ)が今後、どう生きていくのか。
そのあたり、別物として書くか、検討中。

2021.01.電子書籍化 Illustration by 水城るり
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