皇子は愛を秘匿できない~抱き溺れる愚者~

長編連載2018.8/31~2020.1/21

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足掛け1年半、205000字完結。

乙女系ファンタジーは2作目、今回は異世界トリップにチャレンジ。
プロットは大まかにできていたんですがサクサクとは書けず、完結したものの、達成感よりはとにかく書き上げたという安堵感いっぱい。
テイストとしては、神界の話ではありますが禁断を織り込みつつ、純愛ジュールらしくひたすら恋うお話。

いつか神界を書いてみたいと思っていましたが、実際に物語として存在するギリシャ神話などは知識不足で書けないし、どうしようかと考えていたところでタロットを題材にしようと思いついた次第です。
調べていくうちに、運命の輪に『TARO』という文字が描かれていて、それが神を示すとあったので渡りに船。
それぞれのカードの意味から役割や名前を決めるという、前準備も時間がかかりました。
壮大にしようと思えばできる設定でもありましたが、シュガーやCLOSERのような長編は気力的に無理そうです。

神と人間のかかわりとしてイメージしていたのは映画『キングオブエジプト』です。
神様と人間が入り混じって生活していますが、微妙に大きさが違ってて不思議です。おもしろいので機会があれば観てみてください。

ヴァンフリーがセギーの一族と懇意にするようになった由縁などのストーリーに関係ないところを除いて、疑問の回収はできていると思います。

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