久しぶりにフリートークしたいと思います。
水面下で何をしていたかという…だいぶ愚痴になりますが^^;
皆様はお元気でしょうか。
私は病院通いするようになりましたが遺伝と年齢のせいという、あくまで予防のためで、軽い筋トレを8年続けていることもあり以前とそう変わらない毎日を過ごしています。
物書きについては表面化したものでは、X(旧Twitter)で告知したとおり【誤算だらけのケイカク結婚~非情な上司はスパダリ!?~】の文庫本が今月刊行されます。
単行本刊行の折、アルファポリスのサイトで番外編が掲載されましたが、文庫本化にあたり収録用として新たに番外編を書きました。自分でも書きたかった一面であり、楽しんでいただけたら…と願っています。
そして水面下でやっていたことについて。
現在かなり増殖してきた縦読み漫画の原作シナリオに取り組んでいました。
ほぼ1年前の7月、以前お世話になった某社より声をかけていただき悩んだ末のチャレンジ。
それが成功するか否かは別にして、物書きに関してはやってできないことはない、という自負はあるのでやってみようと引き受けた次第。
ただ、その時点で連載が決まっているわけではなく、連載会議というもので可否が決まるというものでした。
私が一から考えたストーリーではなく、担当の編集者さん(オファーした方)がざっくりしたあらすじを持っていて、それに肉付けする形。
7月末から9月までかかり、25000字に及ぶ起承転結の箱書き・3話までのシナリオ・16話までの構成を編集さんとやりとりしながら仕上げ、あとは絵師さんのネーム仕上がりを待ち今年の1月に連載会議。
それでは決定せず、「差し戻し」という私にはよくわからない回答をいただきました。
某社の特徴なのか、それが普通なのか、業界に疎いのでわかりませんが、人気作品に寄せて制作するというのが基本らしいのですが…
ともかく、ストーリーを練り直すことになったわけです。
その時点で、引き受ける(続行する)かどうかすごく迷いました。
というのも、それまでについては段階ごとに報酬があったんですが、今年になって某社のシステムが変更されて無報酬でやらなければならないわけです。
ただ、乗り掛かった舟ということ、〆切のあった前と違ってこっちのペースでやっていいということ、投げだすのもな~という責任感のようなためらいもあってやることに。
いざ始めると5月までに会議にかけたいのでと言われ、申し訳ないという物言いは柔らかな言葉がありながらも編集さんの思うとおりに提出日を区切って進行されるわけです。
打ち合わせの時の話と違うということもしばしば。
本職もありますので、その傍ら時間を作って応えました。でも段々と苦痛に。前とは違ってフィードバックのメールを開けるのがしんどい。
〆切ぎりぎりになってメールを開けて集中してやる始末。
あまつさえ、呆気にとられるくらい、大袈裟に言えば改ざんされていくシナリオ…
編集さんはプロ?でしょうし、こういう運びもいいねと思う所もあるし、だから全部が全部、違うんじゃない?ということにはなりませんが、修正に次ぐ修正、私が考えてるキャラの性格とはブレがあるし、ここでこれがこのキャラが取る行動か?という疑問とか違和感も手伝って最後のほうは気分的に投げだして、創作ではなく「作業」をやっている状況。
人気作品に寄せようとばかりするからおかしくなってくる。
(人気作品というテンプレなストーリーが欲しいんだったら、いっそのことAIにやってもらって編集さんがアレンジすればって思ったくらい)
それに気づいていらっしゃるのか否か、こっちがこう思っていてこういう展開でって言ってるのに、編集さんは「案です」って出した自分のストーリーを結局曲げない。
一度、「いい展開を思いつきますね、自分で書けるんじゃないですか」と嫌味を抑制しておだてたら、謙遜もせず他の仕事があるので時間がないと退けられ、つまりこっちからするとタダでいいように扱き使われてる感しかない。
物書きについては私の場合、プライドというよりもテイストがあるわけです。だけど、売れるものをつくらないといけないのが仕事。修正が入ったからといってプライドからくる頑固さはなく、柔軟に応じます。
誤算~でも肝心な一部分の設定を変更して改稿しましたし。
だけども。
しょうがないと割り切って先方の意向に沿っていたものの限界に到達。
修正されたものまんま企画書にしましたから、って提出したら、こっちに連絡もなくいつの間にか連載会議が終わってて、却下という結果を知らされたのはその会議が終わってさらに1週間後。
この結果がわかってるのに知らせない空白の1週間も私には腑に落ちない。
オンラインで結果を話したいと言われたのですが、オンラインで~と言われた時点で駄目だったんだなと察し、「時間の搾取をしたくないのでメールで結構です」みたいなメール返信をしたら上の結果がメールで来ました。
力になれず、って…こっちからすると編集さん自身で弄ったものがボツになったんですよね、な世話がない話。
そもそも、却下理由でテンプレ的な人気作品が古いもので…っていうの、初回の連載会議のときにその結論出してよって話。
私が選んだ作品でもないわけで。
ストーリー的に私には合わないテイストだとはわかっていたし、書きながら自分にとって面白くしていくのが正直大変でした。
ウケのいいテンプレストーリーとはいえ、基本、自分がある程度面白くないと読む人も面白くないと思うんです。
そんな葛藤の中にいたここ数カ月。とりあえず、勉強にはなりました。
メールで伝えた「時間の搾取」という皮肉が通じてるのか否か、授業料と思うことにします。
私にとって物書きは楽しくやってナンボ。
たくさん読み過ぎてテンプレにしか見えなくなったストーリに退屈してきて、このキャラにはこう動いてほしいのに~と思うことしばし。それなら自分で読みたいものを書こうとなって物書き始めたのに。
無償で相手に沿わなければならず、楽しくないのなら本末転倒。
先日作家さんのXで、『ノーギャラですがこれからの仕事にも繋がるし‥みたいなことを言われた仕事で後に実を結んだものはない』というような投稿を見かけたんですがつくづく…
そういうのがまかり通ってる業界でもありますが。
以前にも宙ぶらりんになっている作品はあって…
「売れる」作家には程遠い身ですが物書きの時間を搾取されるつもりはないので無償の仕事は引き受けない、と改めて。
私の力不足も当然ありますが、これで通過する気しないとしか思っていなかったので没になったことに対してはがっかり感なくただうんざりしただけという…
縦読み漫画を制作してるところは今たくさんあります。
原作、ネーム、線画、色付けなど、何人も関わって分担作業で完成するんですが、自分から応募するのはいいとして、オファーが来てからのタダ働きはしちゃいけません、と言わずにはいられない。
若い方にとっては可能性に映るんでしょうけれど不誠実です。
ということで。
私が考えたシナリオは結果NGだった場合は小説にしていいんですよねって、いいかげん嫌になってきてた頃に確認していて、最後の結果を知らせるメールにもその旨を明記されていたので堂々と私のテイストに沿ってストーリーを作ります(´艸`)
そもそもなんの契約もしていないので縛りなんてあってたまるかってことなんですが。
嘆息。
長らく投稿を休んでいるすえ、こんなぶっちゃけ話で相済みません。
この文の長さが私の心情を表していることでしょう(苦笑)
この投稿を編集さんが見ることあるのかわかりませんが、私がこっそり思っていたことを赤裸々に書きました。
こんなふうに書いていたらどこからもオファー来ないだろうなと思うけれど、そんなにガツガツする年齢でもなくなってきているので。
きちんと言っておけば、アルファポリスさん…というよりも小説の編集さんはすごくこちらの意向を尊重していただけます。
シナリオ案件の編集さんは自分の嗜好を反映させたがる、という印象。
物書きされている方には参考になるでしょうか?
そろそろ活動再開したいといつも思っているここ数年。
先日CHERISHを読み返してたら心の機微の描写、こんな感性も今は不足してるなぁとしみじみ。
だいぶ書きたい気持ちは出てきたので近々復活できたらなと思っています。
末尾になりましたが、活動休止中もサイトに訪れていただきご好読ありがとうございます。
れゆな 深謝