暗い廃墟はいきょに閉じこめられた瞳は潰つぶれ　心までも見失う
　　　空も地も風さえも　無の感覚で染め尽くす
　　　畏おそれる足は行き未来さきを拒み　さみしがる手は不在むを掴つかむ

　　　なにも見えないのなら

　　　瞳を閉じた

　　　その瞬間に

　　　閉じた瞳の奥深く　見えたのは淡い月光きみ

　　　巡り合うためのＰＬＡＣＥ　それは感じる心

　　　「ずっといて」

　　　心に触れた月光きみの声
　　　温かい手がぼくの躰からだを撫なで廻めぐる

　　　「月光きみに触れたい」
　　　「いつも　触れていて」

　　　光に溢あふれた月光きみの　すべてを開いた心が僕を迎え包む
　　　抱いだいた月光きみは僕の腕の中で高くのぼりつめていく
　　　鼓動を昂たかめ　月光きみが震えながら放った光は高く高く僕を導いた

　　　Ｒｉｓｉｎｇ　Ｍｏｏｎ　僕のくちびるに月光きみが灯る

　　　瞳を開いた僕のまえで月光きみが笑った

　　　Ｒｉｓｉｎｇ　Ｍｏｏｎ　月光きみに捧ささげるよ　歌を夢を愛を　僕を